少子化が進んでいる昨今においても小児科の看護師を募集している病院は多いです。小児科の看護師不足、医師不足が深刻化しているところもあります。その理由として挙げられるのが小児科を希望する人が少ないことです。
世の中には子どもと接することが得意な人と苦手な人がいます。それは看護師においても同じです。子どもと接することが苦手な看護師は小児科を敬遠する傾向があり、そのことも少なからず影響し、結果的に小児科での人材不足が発生します。また、小さな子どもは大人に比べると容態が変化しやすく、対応がなかなか難しい部分も多いです。それゆえに、まずは他の診療科で経験を積んだあとに小児科へ転職することを検討している人もいます。病院側としては小児科の機能を確保するために、小児科専門の看護師を必要とするケースが多いです。それにより中途採用などの求人も多く、復職もしやすい傾向にあります。

小児科で看護師不足が発生しているということは、小児科を希望している看護師にとってはチャンスともいえます。子供と接することが好きな人や過去に学校の先生などを志していた人には小児科への転職は最適です。子供は大人よりも率直な意見を言う傾向があるので、子供の要望を満たす看護ケアを行えるようになれば、他の診療科に行っても活躍しやすいでしょう。
また様々な病院の求人情報の中から待遇のよいところを探しやすいというメリットもあります。しかし、小児科の求人が豊富にあるからと言って必ずしも転職しやすいというわけではありません。看護師を必要としいている小児科は多いが採用枠は少ない傾向にあるのが理由として挙げられます。決して狭き門というわけではないので、小児科へ転職を希望する際には、専門サイト『やりがい盛りだくさん！小児科のお仕事』で紹介されているような転職のポイントを参考にしてみるとよいでしょう。